PENNY LANE

ペニーレーンには、床屋さんがあって、今までに刈らせてもらった、頭の写真を1枚残らず飾っている。角には、車を持ってる銀行屋さん。ちっちゃな子供たちは陰で彼のことを笑っている。ロータリーの真ん中にある待合所の陰で、かわいらしい看護婦が、お盆に載せたお菓子を売っている。まるで、お芝居に出ているような気分だけど、とっても不思議。あの青い郊外の空の下に。

STRAWBERRY FIELDS FOREVER

目を閉じていれば、生きるのは、たやすい。見るもの、すべてを誤解して、ひとかどの人間になるのは、大変だけど、どうにかなるものさ。僕の木には誰も、いないみたいだ。きっと高すぎるか、低すぎるかだろう。つまり君とは、調子が合わないという事なんだけど。それが夢なら、ちゃんと夢だと分かってる。連れて行ってあげよう。僕も行くところだから。ストロベリー・フィールズに。なにも現実は無く、何一つ、こだわることは無い。

MAGICAL MYSTERY TOUR

さぁ、集まれ。ミステリー・ツアーの出発です。お誘いしてます。ご予約をなさってください。あなたを、お連れする時を待ってます。あなたを、お連れしたいと願ってます。ミステリー・ツアーは、あなたを、お連れに、やってきます。今日、マジカル・ミステリー・ツアーは、出発します。

GROW OLD WITH ME

一緒に歳を重ねよう。最良の時は、まだ、これから。時が満ちれば、二人は一つになれる。1本の木の、2本の枝、1日の終わりには、沈む太陽を見つめよう。どんな定めが待っていようと、最後まで見届けよう。それが真実だから。

MY LITTLE FLOWER PRINCESS

許しておくれ、可愛い花の王女様。君の繊細さを押しつぶして、しまった僕を。どこまでも自分勝手な僕を。どうしたって君に、お返し出来ないのは分かってる。どれだけ大変でも、僕は、やってみる。君に感謝するよ。手遅れなんて絶対にない。本気で我慢、出来なくなるまでは。時間は、僕たちの味方。もう1分だって無駄にすのは、よそうよ。途中で止めたところから、この先、人生が一番いいとこなんだ。

BORROWED TIME

若かったころは、混乱と希望の中で暮らしていた。自由とパワーの幻想に酔っていた。すべてが単純で、でも、そんなに、はっきりしてなかった。借り物の時間を生きていた。明日の事を考えもせず。もっと歳を取った今、見れば見るほど確信が無くなってくる。未来は、より明るく。1年の内の1日だって、取り替えたくない。余計なものがなくなって。借り物の時間を生きていた。

NOBODY TOLD ME

誰もが喋って、いるのに誰も言葉を口にしない。いつも何かが始まってるのに、何も続かない。誰もが走っているのに、誰も動かない。誰もが勝者なのに、誰も負けて無いみたい。誰もが飛んでいるのに、誰も離陸しない。誰もが泣いているのに、誰も音を立てない。こんな時代が来るなんて。奇妙な話さ。