僕が、もっと年を取って、髪の毛が、抜けてしまったら。今から、何年も先に、それでも、まだ、バレンタインを送ってくれますか。誕生日のお祝いには、ワインを一壜。もし僕が、夜中の３時になっても、帰ってこなかったら、やっぱり僕を、締め出すんでしょう…

僕らは、話していた。僕らは、みんなの間に、存在する空間のことを。そして、幻想の壁の陰に、隠れてしまう人たちのことを。真実を一瞥しようともせず。僕らの、愛があれば。すべては、自分の内に、あることを、理解してほしい。君以外の、誰にも君を、変え…

カイト氏のために、今宵、トランポリンでショウが、行われます。人間や馬たちを飛び越え、くぐり輪やガーターを抜けて、最後には、本物の火がついた、大樽をくぐり抜けます。土曜日に、その離れ技を、披露します。自分たちの、演したものが、誰にも引けを取…

水曜の朝5時、一日の始まりに、そっと寝室のドアを閉め、まだ、書き足りない書置きを残して、彼女は、１階のキッチンに向かう。ハンカチを握りしめて。いびきをかく父親のかたわらで、母は、ガウンをはおり、そこに、あった書置きを手に取る。階段のてっぺん…

僕は、雨漏りがする穴を、修理してます。心が好きなところを、さまよえなくしてしまう穴を。僕が、間違っていても、全然、たいした、問題じゃありません。僕は、自分のいるべき所に、いるんです。あそこに、立っている人たちを、見てください。反対ばかりし…

どんどん、良くなってる。昔は、よく学校に、むかっ腹を、立てていた。僕を、押さえつけた、先生たちは、てんで分かってなかった。自部勝手な規則で、がんじがらめにした。昔の僕は、恐れる若者だった。現実から目を、そらしていた。でも君は、ずっと聞きた…

川に浮かんだボートに、乗っているところを、想像してごらん。傍には、タンジュリンの樹、そして、空は、マーマレード。黄色や緑色の、セロファンの花が、君の頭より、高く伸びている。あの子を追いかけて、泉の傍の、橋まで、行ってごらん。そこでは、木馬…

もし僕が、調子はずれに、歌ったらどう思う。立ち上がって、そのまま、出ていくんだろうか。一曲、歌うから、ちょっと、聞いてほしいんだ。せいぜい、音を外さないように、気を付けるから。一人っきりになるのは、不安かい。自分一人で、寂しい思いを、して…

２０年前のこと。ペパー軍曹が、バンドに、演奏を手を施しました。以来、浮き沈みは、ありましたが、楽しませてくれることにかけては、保証つきです。それでは、ご紹介いたしましょう。皆様には、おなじみの、ペパー軍曹の、傷心俱楽部楽団。ショウを中断す…

私たちは、理由もなく生き、理由もなく追い払われ、理由もなく投げ出される。道具みたいに。私たちは、監獄の中で生きる。判事や監守たちに囲まれて。そして当てのない、理性の訪れを待つ。監獄の中で笑い、年月を耐え忍び、真理に見離されて、死んでいく。…

さても、狂信的な愛国主義の、腐った、おまえ方よ。私たちは、清潔な国土も、清潔な空気も失った。私たちは、真実の英知も失った。最初から、やり直しは、まだ間に合うのだ。そうなのだ、女性たちよ。私たちは、要求するのだ。その為にこそ、私たちは、生き…

女が、奴隷じゃなく、恋もする。女が、実在するとなれば、男どもは、女は男になろうとしている。そのくせ女が、崇高だというふりをする。男どもは、毎日テレビで、女を馬鹿にする。女は、どうして決断力も、自信も持てないのかと首をかしげる。男どもは、女…

どこに向かっているかも知らずに、どうして先に進めるのだろう。どっちに曲がるかも知らずに、どうして先に進めるのだろう。確信さえ持てないものに、どうやって取りかかれば、いいのだろう。それが感情かどうかも知らずに、どうして感情が持てるのだろう。…

あぁ、愛しい人。生まれて初めて、僕の目は、開かれた。僕の目は、見えるようになった。風が見える。樹々が見える。心の中で、すべてが、澄んで見える。雲が見える。空が見える。すべてが、鮮やかに映る。僕の心は、感じることができる。哀しみを感じる。夢…

もう、うんざりだ。聞きたくない。頭が固くて、目先だけの、偏狭な偽善者どもが、並べ立てる、たわごとなんて。ノイローゼでイカレちまった。頑固頭の政治家どもが、書きなぐった物なんか。短髪で根性なしの、ずる賢いペテン師どもに、おべっか使われて、丸…

想像してごらん。天国なんてないと。その気になれば簡単さ。僕らの足元に、地獄は無く、頭上には、ただ空があるだけ。すべての人々が、今日のために生きている。国境なんて無いのさ。そんなに難しいことじゃない。殺したり、死んだりする理由もなく、すべて…

神なんて、苦悩の度合いをはかる、観念にすぎない。繰り返して言おう。神なんて、苦悩の度合いをはかる、観念なのさ。夢は、終わった。何を言えばいい。夢は、終わった。昨日でおしまい。僕は、ずっと夢織人だったけど、やっと生まれ変わった。さぁ、親愛な…

大好きな彼女を夕食に連れ出して、美味しいものでも食べようと思った。僕らは、二人とも、とても痩せていたけど、彼女があんまり奇麗なので、僕は、おもわず食べたくなってしまったよ。おやおや。僕らは、腰を下ろして、革命について語り合った。まるで太陽…

僕は、楽しく生きていると、人は言うが、みんなは、知らないのだろうか。僕が、こんなに怖がっているのを。一人になるのが怖い。みんなが家庭を求めてる。一人の少年と一人の少女が、この広い世界を変えようとしている。この世界は、ただの町。誰もが僕をこ…

母さん。僕は、あなたのものだったけど、あなたは僕のものじゃなかった。僕は、あなたを求めていたのに、あなたは、僕を求めてはいなかった。父さん。あなたは僕を見捨てた。僕は、あなたを見捨てなかったのに。僕は、あなたを必要としたのに、あなたは僕な…

革命を起こしたいんだって、そりゃ確かに、誰だって世界を変えたいと思ってる。それが進化なんだって、でも、破壊を口にし始めるんなら、悪いけど、僕は、勘定から外してくれ。格好の解決策があるんだって。計画なら喜んで見させてもらうよ。寄付が欲しいん…

心を遮断し、力を抜いて、下流に漂ってゆけ。それは、死ではない。すべての思考を捨て、虚無に身を任せよ。輝いている。内なる意味を目の当たりにできるかもしれない。それが在ること。愛がすべて、すべての人が愛。それが知ること。無知と憎悪が死者を悼む…

欲しいものは、みんな手に入れたんだって。しかも、君の鳥には歌がうたえる。でも、君には僕がつかまらない。七不思議を全部、見てきたんだって。しかも、君の鳥は青い。でも、君には僕が見えない。君の大切な財産が、重荷になってきたら、こっちを向いてご…

彼女いわく、「死ぬのがどんな感じか知ってるわ、悲しいのがどういうことか知ってるわ。」僕いわく、「誰がそんな考えを君に吹き込んだんだ。僕を、おかしな気分にさせるようなことを。」彼女いわく、「私の言ったことがわかってないのね。」僕いわく、「違…

朝早く起き出すときは、頭を上げても、まだ、あくびが止まらない。夢のさなかにいるときは、そのままベッドの中で、上流に漂っていく。みんな、僕のこと怠け者だと思ってる。気にしない、おかしいのは、そっちのほうさ。あんなに急いであちこち走り回ったあ…

民衆に力を、今すぐに。革命が必要だって言うんなら、今すぐ、力を合わせるんだ。両の足でしっかり立ち上がって、通りに飛び出すんだ。人をやたらとコキ使うやつらを見つけたら、俺たちの本当の力を示してやるんだ。この俺たちが町に現れたら、そんな連中、…

INSTANT KARMAはアンタを捕らえて、顔をジロジロ覗きこむぜ。いいかい、今のうちに心を決めて、人間の仲間入りをした方がいい。俺みたいな愚か者を馬鹿にしたりして、アンタ一体どういうつもりなんだい？足腰も立たないくらい打ちのめす。アンタが出会う人た…

体中がカッカほてり、熱はどんどん上がりっぱなし。もう、お先真っ暗、空さえ見えやしない。足は重たく、頭さえ、ろくに持ち上がらない。赤ん坊だったらいいと思う。COLD TURKEYが俺を追い掛け回すよ。体中ギシギシ痛くて、骨まで鳥肌が立ってくるみたいだぜ…

みんなが口にすることと言ったら、Bagism, Shagism, Dragism, Madism, Ragism, Tagism, 何とかism, なんとかiam,Is-m is-mばっかしさ。だけど、僕らが言ってるのは”平和を我らに”ただこれだけさ。C’mon、みんなが口々に叫んでいる。ミニスター、シニスター、…

悩み苦しんでいる時、闇に包まれている時、僕のすぐ目の前に、聖母マリアが立ち、知恵ある言葉をかけてくれる。世界中の打ちひしがれた人たちが、心を一つにした時、きっと答えは見つかるだろう。たとえ今は別れ別れでも、いつか気が付く日が来るかもしれな…