I'M ONLY SLEEPING

朝早く起き出すときは、頭を上げても、まだ、あくびが止まらない。夢のさなかにいるときは、そのままベッドの中で、上流に漂っていく。みんな、僕のこと怠け者だと思ってる。気にしない、おかしいのは、そっちのほうさ。あんなに急いであちこち走り回ったあげく、全部、無駄だったことに気づくんだ。窓の外を通り過ぎていく世界を横目に見ながら、焦らずに、横になって天井を見つめ、眠気が襲ってくるのを待つ。どうか、僕の一日を台無しにしないで。僕は、ずっと遠くにいるし、なんだかんだ言っても、ただ、眠っているだけなんだから。