SHE SAID SHE SAID

彼女いわく、「死ぬのがどんな感じか知ってるわ、悲しいのがどういうことか知ってるわ。」僕いわく、「誰がそんな考えを君に吹き込んだんだ。僕を、おかしな気分にさせるようなことを。」彼女いわく、「私の言ったことがわかってないのね。」僕いわく、「違う違う、君は間違っているよ。僕が子供のころは、何もかもうまくいってた。」彼女いわく、「死ぬのがどんな感じか知ってるわ、悲しいのがどういうことか知ってるわ。」僕いわく、「君は君なりに分かってるつもりなんだろうけど、僕は、もう出ていくよ。だって、君といると僕は、生まれてこなかったような気分になる。」