2021-03-31から1日間の記事一覧

WHEN I'M SIXTY-FOUR

僕が、もっと年を取って、髪の毛が、抜けてしまったら。今から、何年も先に、それでも、まだ、バレンタインを送ってくれますか。誕生日のお祝いには、ワインを一壜。もし僕が、夜中の3時になっても、帰ってこなかったら、やっぱり僕を、締め出すんでしょう…

WITHIN YOU WITHOUT YOU

僕らは、話していた。僕らは、みんなの間に、存在する空間のことを。そして、幻想の壁の陰に、隠れてしまう人たちのことを。真実を一瞥しようともせず。僕らの、愛があれば。すべては、自分の内に、あることを、理解してほしい。君以外の、誰にも君を、変え…

BEING FOR THE BENEFIT OF MR. KITE!

カイト氏のために、今宵、トランポリンでショウが、行われます。人間や馬たちを飛び越え、くぐり輪やガーターを抜けて、最後には、本物の火がついた、大樽をくぐり抜けます。土曜日に、その離れ技を、披露します。自分たちの、演したものが、誰にも引けを取…

SHE'S LEAVING HOME

水曜の朝5時、一日の始まりに、そっと寝室のドアを閉め、まだ、書き足りない書置きを残して、彼女は、1階のキッチンに向かう。ハンカチを握りしめて。いびきをかく父親のかたわらで、母は、ガウンをはおり、そこに、あった書置きを手に取る。階段のてっぺん…

FIXING A HOLE

僕は、雨漏りがする穴を、修理してます。心が好きなところを、さまよえなくしてしまう穴を。僕が、間違っていても、全然、たいした、問題じゃありません。僕は、自分のいるべき所に、いるんです。あそこに、立っている人たちを、見てください。反対ばかりし…