春夏秋冬

春は花が咲き乱れて。夏は夕日に胸を焦がした。秋は彼はに風が巻いて。冬は雪が街ごと心を染めて行った。風に分け入った、いつもの月曜。朝焼けに染まる頃、胸が苦しくてさ。それは夢の続き、それとも始まり。一掴み、ざらめ石、心に溶けだした。いたずらに差す光が、君の髪の上滑り落ち、瞬き間に世界の色を変えてしまった。