2021-04-04から1日間の記事一覧

NOBODY LOVES

僕は向こう側にも行ってきた。君には僕の、すべてを見せた。もう、隠している事は無いよ。僕は今まで、海を何度も超えてきた。片目の魔法使いが、盲人を導いている所も見てきた。朝まだ暗い内に、僕は起き出し、鏡を覗く。そして、再び暗闇に身を横たえる。…

STEEL AND GLASS

陽ざしに、すっかり焼けて。誇らしげに立つ君。小さな時に、捨てて行った。君の電話は鳴らず、誰も君の電話を、取ろうとしない。防壁がなくなってしまった、気分はどうだい。ヤツが君の噓をバラまくたびに、君のマウスピースは、やかましく軋む。両手が縛ら…

SCARED

日々は、瞬く間に、流れていく。僕が支払う、この代償。麦わらさえも、手を滑り抜ける。でも、悩むことは無い。所詮、そんなものさ。人生の一日一日を、僕は、何とか生き延びてきた。天国へ行こうとも、地獄へ行こうとも、心配等することは無い。一人ぼっち…

BLESS YOU

あなたが何処にいようとも。流星の上で、風に、さらわている子よ。漂霊が、離れ離れに、なろうとも。僕たちが、翼を大きく広げた今、すべて終わったと人は言う。空しき響きは、過ぎし日々の、木霊でしかでしかないことを。幸あれ。暖かく、優しい心の、持ち…

Old dirt road

古びた埃っぽい道に、人はいない。だけど、泥んこ道よりは、ずっとましだね。乾燥した天気の日は、特にね。タールと鳥の毛に、くるまる。熊手で、煙をすくい取ろうとしている。風のある日に。夏の暑い日に、枯れ枝の中を、さっと通り過ぎると、一人の人間が…

WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT

どうやって、夜を過ごそう。金であろうと。命であろうと。花を切り取るのに刃は、いらないよ。ぶらぶら過ごすのに、腕時計は、いらない。どうやって人生を、過ごそうとも、間違って生きようと。正しく生きようと。君を傷つけたりなどしない。僕の言葉を、信…