NOBODY LOVES

僕は向こう側にも行ってきた。君には僕の、すべてを見せた。もう、隠している事は無いよ。僕は今まで、海を何度も超えてきた。片目の魔法使いが、盲人を導いている所も見てきた。朝まだ暗い内に、僕は起き出し、鏡を覗く。そして、再び暗闇に身を横たえる。年を取って白髪に、なった時、誰も愛しては、くれない。けど、君が地下深く眠るとき、皆は初めて、君を愛して、くれるだろう。