THE OCEAN

太陽の下で歌い、雨の中で笑う。月明りを浴びて、穀物畑で身体を揺らす。身支度する時間は無い、逸る足取りはドアの外。海に向かって歌う、海が、うねり声を上げる。自由のために。幸せについて、照り付ける太陽に歌う。かつては山に向かっていたが、すると海は途方に暮れた。夜が明けるまで輪になって、もう夢中さ。涙も吹き飛んでしまった。