THIS BIRD HAS FLOWN

昔、僕には彼女がいた。それとも彼女に僕が、くっついていたというべきか。彼女は僕に部屋を見せてくれた。何処でも好きな所に座ってと続けた。それで周りを見回すと、椅子なんて一つもありゃしなかった。僕は敷物の上に座り、僕らは2時までお喋りし、そしたら彼女が「寝る時間だわ」朝から仕事なのよと言って笑い始めた。僕は仕事が無いからと答え、浴室まで這って言って寝た。目を覚ますと僕は一人、この小鳥は飛び去って行った。