2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

HOLYDAY

6キロ先から渋滞の列が、スキー板のように、冬の首都高を、交互に滑った。僕は苛ついた。渋滞は苦手さ。都会は溢れて、田舎は足りない。それとも逆か、似たようなものか。間違えもある。不完全でも、そこが、いいって君が笑ってくれたら。救われるかな。何…

茜空

昨夜の月の、一昨日の残りの、春の匂いで目が覚める。貴女の好きなスニーカーで通う、道に咲いた桜道。耳の先では四月の虫の唄が、心を奮わすように奏でるから。茜空に舞う花びらの中、夢だけを信じて駆け抜けろ。心の声を必死で探していたら、うっすら窓の…

MERRY GO ROUND

今も人に出逢って別れるたび、心の感情の波が寄せては返す。溺れてしまわぬよう、抱きしめる人探し。笑顔や涙の数、数え切れずに、君の命を愛しく思った。メリーゴーラウンド、夢を継ぎ足して、希望の灯をくべて。世界が続くまで、君のその笑顔を、照らすよ。

ROAD

もっと遠くへ行きたいと願った。たった一度生まれてきた軌跡は計り知れない。だからこそ怖いのかもしれない。レールに乗っかるのも無限に広がる自由も。まだ見ぬ未来、答え求めても。雲はちぎれて、風は星の上を吹き続ける。ありのまま生きようとして傷つく…

STARS

眩しい光に覆いかぶさった、時計の針で編んだハンカチで。心色とりどりの感情が溢れ出して、夜風をさまようの。欲望、それは一つの海の色。揺らり揺られた小船頼りなく、心ない言葉や感情の裏返しが、漏れ出してしまったの。手のひらほどの愛が欲しい。せめ…

RUN

最近はハイテンション。星占いも常に上位で、単純な僕は、やる気になる。ファイティングエヴリディ、長続きする秘訣、教えて。相手を知らなきゃ、それは不毛。飽きてしまったよ、自然すぎる。だけど社会は、厳しいんだって。そんな空気にウンザリするのは、…

SHINE

ギラギラと都会の喧騒、歩くと、砂漠のよう、水が欲しくなる。さっきまで忘れたのに君が恋しくなったりして。慣れあった暮らしの解釈も都合よくなって。ここは何処で、僕は誰だ。何が見えて、何が見えない。忘れたのかい、忘れたふりして。夏の太陽に汗を奪…

Fire Fly

七月の雨に打たれて、蝉の声が止んでしまった。お囃子は言霊に乗り、高鳴る胸に世界は踊る。夏に惚れたと世界は唄う。今、逢いに行けたら、夜の隙間から蛍が紡ぐ光の先へ。今なら心の彼方に、幾度も描いた貴女に触れん。虹の色微かに漏れて、赤い光は最後だ…

COLOR

曖昧なニュアンスで君とコネクトする。丸と四角の間、緑に紫混ぜて。複雑な価値観も限界まで砕いて。好きか嫌いか否か、良いも悪いも無いか。風に任せてしまおうか。それとも悩みぬこうか。僕の中にも、あるように、君の中にも、あるだろう。それが求め合っ…

Re Re Re

世界の真ん中、初夏の田舎道。チャリのタイヤは、空気さえ無い。捨ててしまいたくなるほど坂道。僕の心は青い空へ。吸い込まれてしまったならば、それはそれで良かった。つまりは魔法、確かに君に恋をした。アスファルトは、何処までも続くよ。息が止まるほ…

RHYTHM

違う鼓動で、同じ時間を生きている。公倍数で、君と奇跡のようなハーモニー。解き放つのさ、自分の変わりは、いない。燻った感性に、持て余してきた、その思いに意味が宿る。向かい風の向こう側の、新しい未来を探しに行く。頭の隅から、体の奥まで、細胞全…

ORCHESTRA

青空に恋をして、夜が奏でるアンサンブル。晴れ渡る真夏の空の中に、キラリと輝きを放った。星のパラダイスオーケストラ、聴こえているかい。胸を締め付けるような純粋なメロディ。心の壁で響きあいたいのさ。歌おう。新しい世界へ繋がるハーモニー。

WING

人生は旅だと言われる。伸びるか反るかの境目は、どう生きる。心は宇宙だと言われる。イメージを形に、するために何ができる。狭いところでは迷いが巡ってしまう。広い空の上じゃ、迷う事さえできない。行けば分かるさと誰かが言っていた。僕らは不安の向こ…

SLOW BALLAD

昨日は、車の中で、あの娘と一緒。夜景の見える駐車場で、景色を眺めて。カーラジオからスローバラード。夜露が窓を包んで、悪い予感のカケラもないさ。僕は夢を見たのさ。とっても、よく似た夢を。

DARK IS SKY

勇気を出せよ。知ってるはずさ。悲しい時も、涙なんか誰にも、見せられない。笑っていても、暗く曇った、この空を、隠す事など出来ない。子供の頃のように、さぁ、勇気を出すのさ。きっと、道に迷わずに、君の家にたどり着けるさ。知ってることが、誰にも言…

ALRIGHT

夢を見るのは悪い事じゃない。事を焦りすぎちゃ駄目さ。ちょっとだけ時間の流れが、君を焦らしてるだけ。頭ごなしに笑われても、うぬぼれて踊ってりゃいいのさ。突然の贈り物を、受け取る時が、きっと来るさ。気分を出して、その気になって、事に立ち向かう…

TRANSISTOR RADIO

授業をさぼって、日の当たる場所に、いたんだよ。寝転んでたのさ。屋上で。空が、とても青くて。内ポケットにいつも、トランジスタ・ラジオ。彼女、教科書、広げてる時、ホットなナンバー、空に溶けて行った。あぁ、こんな気持ち、うまく言えたことがない。

多摩蘭坂

夜に腰かけてた、中途半端な夢は、電話のベルで醒まされた。無口になった僕は、ふさわしく暮らしてる。言い忘れた事あるけど、多摩蘭坂を上りきる手前の、坂の途中の家を借りて住んでる。だけど、どうも苦手さ。こんな夜は。お月様覗いてる。君の口に似てる…

Goo Goo

人は誰でも、くじけそうになるもの。あぁ、僕だって、今だって。叫ばなければ、やりきれない思いを。あぁ、大切に捨てないで。人に優しく、僕が言ってやる。頑張れってって言ってやる。優しさだけじゃ、人は愛せないから。あぁ、慰めてあげられない。期待外…

LA LA LA

全ては僕のような、ロクデナシのために、この星は、グルグルと回る。劣等生で十分だ。はみ出し者で構わない。痛みは初めの内だけ、慣れてしまえば大丈夫。そんなこと言えるアナタは、ヒットラーにもなれるだろう。誰かのサイズに合わせて、自分を変える事は…

CHAIN GANG

僕の話を聞いてくれ、笑い飛ばしてもいいから。ブルースに取りつかれたら、チェインギャングは歌い出す。生きているっていう事は、カッコ悪いかもしれない。死んでしまうという事は、とっても惨めなものだろう。だから親愛なる人よ、その間にほんの少し。人…

FREE

ロマンチックな星空に、貴女を抱きしめていたい。南風に吹かれながら、シュールな夢を見ていたい。世界中に定められた、どんな記念日なんかより。貴女が生きている今日は、どんなに素晴らしいだろう。世界中に立てられてる、どんな記念碑なんかより。貴女が…

SHALALA

大変だ!真実がイカサマと手を組んだ。誰か僕に約束の守り方教えてよ。ヘリコプターに驚いた、お天気の神様。見上げてごらん、風に乗った女神さま。力こぶも作れない、あなたの力では、プロレスラーも倒せない、世界平和、守れない。奇跡を待つのか、叫ぶの…

Too Too Too

もう、動けない、朝が来ても。僕は貴女の、傍にいるから。雨が降っても、風が吹いても。僕は貴女を、守ってあげる。教えて欲しい、終わることなど、あるのでしょうか。何処まで行くの。このままずっと、此処にいるのか。はちきれそうだ。とび出しそうだ。生…

BORDER LINE

生きられなかった時間や、生きられなかった場面。生きられなかった場所とか、口に出せなかった言葉。あの時、あぁすれば、もっと今より幸福だったのか。机の前に座り、計画を練るだけで、一歩も動かないで、老いぼれていくのは、ごめんだ。真夏の夜明けを握…

LOVE LETTER

読んでもらえるだろうか、手紙を書こう。貴女に、ラブレター。今度、生まれた時には、約束しよう。誰にも、邪魔されない、二人の事を。あぁ、百分の一でも。あぁ、信じて欲しい。他の誰にも言えない、本当の事。貴女よ、幸せになれ。

BLUE SKY

神様に賄賂を贈り、天国へのパスポートを。ねだるなんて、本気なのか。誠実さのかけらもなく、笑ってる奴がいるよ。隠している、その手を見せてみろよ。生まれた所や皮膚や目の色で、一体この僕の何が分かるというのだろう。こんなはずじゃ無かっただろう。…

HERO

惜しまれながら死んでいく、英雄に憧れ。イバラの道を見つけ出し、靴を脱ぎ捨てる。あんまり平和な世の中じゃ、カッコ悪すぎる。宣戦布告!手当たり次第。そうです、これが若者の、音も立てないで過ぎていく、やり直せない日々。運動場の端っこで、悪魔を育…

ENDRESS SONG

終わらない歌を歌おう、僕や君や彼等のため。終わらない歌を歌おう、明日には笑えるように。世の中に冷たくされて、一人ぼっちで泣いた夜。もう、ダメだと思うことは、今まで何度もあった。真実の瞬間は、いつも、死ぬほど怖いものだから、逃げ出したくなっ…

HAMMER

ハンマーが振り下ろされる。僕たちの頭の上で。ハンマーが振り下ろされる。世界中いたるところで。48億の個人的な憂鬱、地球がその重みに耐えかねて、軋んでる。でたらめばかりだって、耳を塞いでいたら、何も聞こえなくなっちゃうよ。外は春の雨が降って…