YASTERDAY

昨日、僕の思い出や出来事は、縁遠いことのように思える。今では、それが居ついてしまって、当たり前のような日々が繰り返される。それでも僕は、信じていたい、昨日のことを。突然、僕は、半分にも足りない人間になった。そして、影が、僕を覆い隠してしまった。すべては突然、昨日になってしまった。なぜ、彼女は僕の前から、いなくなったのだろう。どうして話してくれなかったのだろう。何かいけないことを言ってしまったのだろうか。今は、ただ、昨日が恋しい。昨日、愛は彼女にとっても簡単に遊べるゲームだったのかもしれない。今の僕は隠れ場所を探している。僕は信じていたい、昨日という日を。