2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

WOMAN

女性よ。とても言い表せない。分別の無い僕の、この微妙な感情を。つまり、僕は生涯、君に恩義が、あるのさ。君は、よく知って、いるだろう。男の心には少年が宿っていることを。僕の人生は君の手の内にある。その胸に僕を抱き寄せておくれ。僕の内なる感情…

I'M LOSING YOU

誰か見知らぬ他人の部屋で、陽も、すっかり影る頃、僕は一体、何をしてるんだ。電話を、かけようにも、なぜか混線してしまって、どうしても、君がつかまらない。優柔不断の谷間で、僕は途方に暮れている。満たされないの、と君は言う。悪いものには手を出す…

#9 DREAM

ずっと昔。夢で見たのだろうか。まるで現実のようだった。僕は通りを歩いていた。熱っぽく囁きかける樹々を抜けて、僕には聞こえるような気がした。雨が静かに降りかけた時、誰かが僕の名を呼ぶような。鏡の中を、グルグル回る。僕には感じられるような気が…

I KNOW

年月は、あっという間に過ぎ去ったけど、一つ分かったことが、ある。僕は、まだ木と森の見分け方を学んでいる。この先どうなるかは分かってる。どうして、そうなったかも分かってる。でも、僕は一度だって自分の心を言えなかった。僕には足りないものが、あ…

ONLY PEOPLE

人だけが、喋りかける術を知っている。世界を変える術を知っている。人の持つ力を分かってる。何百万もの涙を、流してきた事。旅を終えた今、僕らは、ずっと賢くなった。ずいぶん時間が、かかったけれど。このまま真っすぐ、飛んで行ってもいい。みんなで鎖…

MIND GAMES

一緒に心のゲームを続けよう。未来を信じて、今を飛び出し、心のゲリラは、どうしたって倒せない。君の心の核にある絶対に、ここじゃ無いところ。そうさ僕は、永遠に心のゲームを、やり続ける。時間と空間に僕らの像を映し出し。太陽の下で、踊りの儀式をす…

Intuition

良かれと思って、僕は直感を使う。こうすると、うまく乗っていけるんだ。でも、他の人たちの迷信は、どうにも理解できなくて。本能は優秀さ。生き残れて、これたのは、その使い方を覚えたおかげだし。何度も何度も、昔から、ぼんやり思ってたことを。直感が…

ONE DAY

君は僕の弱み。世の中に、これくらい筋の通った話もない。一緒の時も、離れている時も、僕らの胸の鼓動は、寸分の違いもない。毎朝、君の微笑みの中で目覚め、君の息を顔に感じ、君の瞳に愛を感じる。一度に一日、それが僕ら二人には、ちょうどいい。

NOBODY LOVES

僕は向こう側にも行ってきた。君には僕の、すべてを見せた。もう、隠している事は無いよ。僕は今まで、海を何度も超えてきた。片目の魔法使いが、盲人を導いている所も見てきた。朝まだ暗い内に、僕は起き出し、鏡を覗く。そして、再び暗闇に身を横たえる。…

STEEL AND GLASS

陽ざしに、すっかり焼けて。誇らしげに立つ君。小さな時に、捨てて行った。君の電話は鳴らず、誰も君の電話を、取ろうとしない。防壁がなくなってしまった、気分はどうだい。ヤツが君の噓をバラまくたびに、君のマウスピースは、やかましく軋む。両手が縛ら…

SCARED

日々は、瞬く間に、流れていく。僕が支払う、この代償。麦わらさえも、手を滑り抜ける。でも、悩むことは無い。所詮、そんなものさ。人生の一日一日を、僕は、何とか生き延びてきた。天国へ行こうとも、地獄へ行こうとも、心配等することは無い。一人ぼっち…

BLESS YOU

あなたが何処にいようとも。流星の上で、風に、さらわている子よ。漂霊が、離れ離れに、なろうとも。僕たちが、翼を大きく広げた今、すべて終わったと人は言う。空しき響きは、過ぎし日々の、木霊でしかでしかないことを。幸あれ。暖かく、優しい心の、持ち…

Old dirt road

古びた埃っぽい道に、人はいない。だけど、泥んこ道よりは、ずっとましだね。乾燥した天気の日は、特にね。タールと鳥の毛に、くるまる。熊手で、煙をすくい取ろうとしている。風のある日に。夏の暑い日に、枯れ枝の中を、さっと通り過ぎると、一人の人間が…

WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT

どうやって、夜を過ごそう。金であろうと。命であろうと。花を切り取るのに刃は、いらないよ。ぶらぶら過ごすのに、腕時計は、いらない。どうやって人生を、過ごそうとも、間違って生きようと。正しく生きようと。君を傷つけたりなどしない。僕の言葉を、信…

CARRY THAT WEIGHT~THE END

あの重荷を、しょっていくんだ。僕は絶対、あなたに、枕を渡さない。招待状を、送るだけ。そして、祝宴の最中に、僕は、泣き崩れてしまう。君は今夜、僕の夢に、出てくるかい。そして、最後に、君の受ける愛は、君がもたらす、愛と等しくなる。

MEAN MR. MUSTARD

しみったれのマスタード氏は、公園で眠り、暗がりで髭をそる。道路で、空いた穴で眠り、服を買う、お金を、せっせと貯めこむ。妹のパンは、店で働いている。決して休まず、やる気満々だ。何せ、すごい美人なんだ。キメてるときの、彼女は、見ものだぜ。徹底…

YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY

あなたは絶対、僕に、お金をよこさない。おかしな書類をよこすだけ。そして、交渉の最中に、あなたは、泣き崩れてしまう。大学を出て、金を使い果たし、見通しは暗く、家賃も払えない。臨時雇いは、クビにされると、月曜の朝に、引き返す。でもあぁ、あの魔…

OH! DARLING

お願いだ。信じてほしい。この言葉を。絶対に、君を傷つけたりしない。僕は絶対に、一人じゃ、やっていけない。君に、もう用はないと、言われた時、僕は、危うく泣き崩れる所だった。お願いだ。信じてほしい。この言葉を。君に、捨てられたら、僕は絶対に、…

MAXWELL'S SILVER HAMMER

彼女は、変わった娘、家で、空想科学を研究していた。夜遅く、一人きり、試験管を操って。医学専攻の、彼が彼女に、電話をする。でも、彼女が出かける準備をしていると、ドアに、ノックがして、彼の銀のハンマーが、彼女の頭に落ちてきた。学校に戻ると、彼…

SOMETHING

彼女の仕種は、どことなく、他の恋人とは、違う何かで僕を惹きつける。せがむ仕種が、どことなく、もう彼女とは、離れられない。彼女は、あの微笑みのどこかで、知ってる。僕には、他の恋人なんていらない。僕の愛は、大きく育つのかと、訊かれても、僕には…

WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS

誰の顔を、見ても愛は、そこで眠っている。僕のギターが、そっと泣いている時も、床を見ると、すっかり埃が、積もっている。どうして誰も、君に教えなかったんだろう。愛を、解きほどく方法を。どんなふうに君は、操られていたんだろう。世界に目をやると、…

LADY MADONNA

レディ・マドンナ、一体、どうやって、毎日やりくり、してるんだろう。家賃を払うときは、誰かが、お金を、工面するんだろう。お金は、天から、降ってくるとでも、思っていたのか。金曜の夜は、スーツケースも、持たずに到着し、日曜の朝は、尼層のように、…

THE FOOL ON THE HILL

来る日も、来る日も、丘の上で一人、愚かしい笑いを、浮かべた男は、完璧に、動きを止めている。でも、誰も、関わり合いに、なりたがらない。ただの、愚か者だと、思っている。ずっと、行った先では、雲の中に、頭を突っ込んで、千の声を持つ男が、完璧な、…

GOT TO GET YOU INTO MY LIFE

僕は、孤独だった。僕は、車を走らせた。何が見つかるか、見当もつかなかったけど。別の、道を行けば、もしかしたら、違った考え方が、理解できるんじゃないか。君は、逃げなかった。嘘も、つかなかった。僕の望みは、君を、抱きしめる事だけだと、分かって…

FOR NO ONE

夜が明け、君の心は痛む。彼女の、やさしい言葉が、まだ、あたりに消え残っている。彼女は、目を覚まし、化粧を始める。自分のペースで、ゆっくりと、急ぐことは、ない。君は、家に残り、彼女は、出ていく。彼女は言う、ずいぶん前に、知っていた人だけど、…

GOOD DAY SUNSHINE

笑うのが、好きさ。そして、太陽が出ると、それだけで、笑えてくるんだ。とびっきり、いい気分。僕は、恋してるし、今日は、晴れ。二人で散歩、降り注ぐ陽ざし。足が地面に触れると、やけどしそう。そして僕らは、木陰で横になる。僕はあの娘が、大好きで、…

HERE, THERE AND EVERYWHERE

ここで、日々を、重ねながら、彼女が、手を一振りするだけで、僕の人生は、変わってしまう。そこで、彼女の髪に、手を、走らせながら、二人とも、どんなに、素敵だろうと、考えている。どこにいても、彼女が、いてほしい。傍にいてくれれば、何の心配もいら…

ELEANOR RIGBY

エリナーリグビーは、結婚式が、終わったばかりの、教会で、お米を拾う。夢の中に暮らし、窓辺で待つ。ドアの、わきの壺に、閉まってある顔を、まといまがら。マッケンジー神父は、誰も、聞く人とてない、説教の、文句を書いている。誰も、近寄ってこない。…

PAPERBACK WRITER

親愛なる編集者殿。私の本を、読んで頂けませんか。何年も、かかって、書いたものなんです。長さは、大体、1000ページですが、1,2週間あれば、もっと、書けます。スタイルが、お気に召せば、もっと書けますし、どうにでも、直しは、ききます。本当に…

A DAY IN THE LIFE

今日、新聞で読んだんだ。いやはや、功なり名をとげた、運のいい男の記事。どちらかというと、悲しいニュースだったけれど、僕は、笑わずには、いられなかった。目を覚まし、ベッドから転げ落ちて、櫛を引きずるようにして、髪をとかし、どうにか、下に降り…